PHIMEANAKAS

日記の帯。わたくしが描いたの。Phimeanakasって,アンコール遺跡の一つです。天上の宮殿と謂う。


8月7日

なんと4日しか経ってないのに更新。 珍しき哉。 しかし理由はあるのでございます。

日本でも少しニュースになったようですが、先週夜半過ぎに、アパートで日本人女性が襲われました。 同居しているアメリカ人男性が明け方帰宅して、意識の無い彼女を発見。 頭部、顔面を強打されていたそうです。 犯行に使われたハンマーが部屋に落ちていたとか。

通常なら強盗!とすぐ思うところですが、パスポートやT/C、その他貴重品はそのまま放置されていたという話。 部屋に無理やり侵入した形跡もなし。

となると、痴話げんかの末に・・・?と、第一発見者の男性がまず容疑者になったのですが、これは一緒に過ごしていた友人数人の証言があってアリバイ成立。 (実はそのうちの一人が私の友人の旦那で、私はまずそこから話を耳にしたのであります。 こちらの英字新聞に報道されたのは、今週になってから)

ここから先の話は、単に憶測、噂の域を出ませんから、そのつもりで読んでいただきますが、推測の一つとして

その男性の前の彼女が襲った(襲わせた)のでは?

という説があります。 以前彼はカンボジア女性とつきあっていたそうで、彼らが別れた理由が、襲われた日本人女性の出現と関係しているのか不明ですが、関係があってもなくても、ここカンボジアではものすごくありそうな話です。 逆恨み。

ここに住んでる人間の間では、すごーく、説得力のある推測。

一緒に居た頃に持ってた合鍵を使って部屋に入って「あんたのせいよ!」と、襲う。 あるいは、人を雇って襲わせた。

よく官僚やら軍幹部の若い愛人が、顔に酸をかけられたりしています。 奥さんの差し金で。

数年前、有名女優のピリカという人がマーケットで射殺されました。 いまだ理由も犯人も不明のままですが、「超大物の奥さんが、目障りな愛人を殺させた」というのが通説です。 うん。 超大物の奥さんですから、誰も手が出せない。 その超大物も、奥さんには頭が上がらないそうだし。 怖いものなし! ピリカの妹は今、フランスに「逃げて」いるそうです。 仕返しされるのが怖いって。

一人暮らしの人は今かなりナーバスになっているそうですが、でも私だってちょっとナーバス。 誰にどんな風に逆恨みされるか分からないじゃないか。 殺し屋(アマチュア)を雇うのだって、すごーく、安いこの国。 ゴルゴ13に支払う報酬の何十分の一? どころじゃなくて、百分の一でもお釣りがいっぱいくるかも。 

とまあ、この事件が早めの更新の理由の一つではありますが、もう一つ。

9日から休暇でカンボジアを留守にシマース。 6週間。 ドイツ方面におります。 なんか、今寒いみたい。 ちぇ。 避暑にはなってるけど。 でも今週のプノンペンったら、結構涼しいのであった。 夏のヨーロッパは、暑くあって欲しいものです。 暑いたって、大概たかが知れておるからの。 カンボジアから行ったら十分、避暑。

PCは持って行きますが、色々あってもっと更新が遅くなると思います。 ので、悪しからず。

皆様もよい夏休みをお過ごしくださいまし。


ぺシャワール会ものぞいてみてください。アフガニスタン難民を助けています。月に2000円で、お腹が一杯になるんです。

カンボジアにいる私がなぜペシャワール会? カンボジア関連のNGOは? と思う方がいらっしゃるかもしれませんが。 個人的には、もうカンボジア向けのODAなんか止めてまえ! と思ってるので。 援助慣れしすぎ、カンボジア。 日本の税金が何億円と流れ込んで、確かに多少道路がよくなったりはしてるんでしょうが、その大部分が高級車や大邸宅やダイヤに化けてるような気がする。 援助するってお金を渡すのはいいんですが、もっときっちり監査なり条件なりつけないと駄目じゃないですか?・・・って監査なんかしてると、スキャンダルが出るからやりたくないのか、日本も。 ODAって、もらう方は当然ながら、出す方も大きな利権が産まれるのよねえ。 勝手に私腹をこやすなよ、人の血税で。 川口外相、がんばれ

とはいえ、アフガニスタンでも状況は似たり寄ったりかもしれせんね。 お金が流れ込むところに、いつも亡者は群がるのでございます。 灰皿と金持ちはたまるほど、キタナイとやら。 確かにしっかりしてないと、お金なんか貯まらないでしょうが。
  

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