PHIMEANAKAS

日記の帯。わたくしが描いたの。Phimeanakasって,アンコール遺跡の一つです。天上の宮殿と謂う。


6月10日

ワールドカップですねえ。

普段たいしたサッカーファンでもないわたくしですが、ついつい日本戦の時間にはTVの前に陣取ってしまう、にわか愛国者ざます。
カンボジアでもライブで見られるざます! 素晴らしい。 オリンピックは殆ど駄目だったのに、ワールドカップが見られるっていうのはどういうことざんしょ? この辺で出場してるのは中国くらいなのに。 カンボジアとタイとベトナムの各局で放映してます。 大本の映像は出所が同じなので、アナウンスが違うだけ。 

しかし、日本のサッカーも進歩しましたね! ベルギー戦でドローにしたのもエライが、ロシアに勝ったのもエライ。 韓国がポーランド戦で勝ったのもエライが。 なんだか番狂わせ的ゲームが多い?ような気もしますが(アルゼンチンやイタリアやフランスが負けてるしね)いいんだ、日本が勝てば。

ドイツ在住の友人に言わせると、サッカーがある時間は町が「無人」になるそうな。 天気がいいのに、裸になって屋外をうろつかないドイツ人! っていうのもすごい。 例外的であります。

カンボジアはサッカーがあるからって、外をうろうろする人が減ることはありません。 考えたら、家でテレビを見られる人ってまだまだ少数派かも。 

日本なんか、ワールドカップの経済効果ってかなりあるんですかね? こちらは、あるようです。 悪い方に。 強盗やらひったくりやらが増えてるそうで。 サッカー賭博で負けて、強盗になる若い者が続出。 うええ。 フーリガンとどっちがタチが悪いかね。
 在日イギリス大使館が、フーリガンにおびえる日本人向けのパンフレットを出したそうですが、思ったほどスゴイことにはなってないようですね(っつーか、日本の若いモンが暴れたりしたそうじゃないですか。そら恥ずかしいぞ。やめれ) パンフレットの内容は、イングランドのサポーターの大部分は純粋なサッカーファンで、サポーターを名乗って悪事を働くフーリガンとは違う、とか、イングランドサポーターのゲームの楽しみ方は、パブで先に飲み始めて、ゲームを見て、ゲーム終了後はまた飲みながらああだこうだ議論するのが普通だ、とか、街で体が大きいのが集まってるからっておびえなくても大丈夫、とか、あったそうですが

確かに海外旅行も初めて、なんて人がいきなり日本に来るんだから、そら日本人もイギリス人も戸惑うことが多いかも。

ガイジンの間で暮らしている私には、なにやら新鮮な内容。 まあカンボジアにいたって、文化的な齟齬(ソゴ)というものは往々にして感じてしまいますけど。 でも、齟齬があるっていうのが常態になってるので、「多少振る舞いやら反応やらが違うでしょうが、多めに見てやってください」みたいな文を目にすると、新鮮なんざます。 

そうそう、イングランドvsアルゼンチンの夜は、 Le Royalのバーでもイギリス人が集まってテレビを見てました。 誘われたけど、うーん、イングランド頑張れ! って心情でもないんで、ご辞退申し上げました。 あまりハンサムがいないので、面白くない。 日本ではイタリアがやはり美形多し!で人気のようですが、この前見たスウェーデン、結構イケてたような気がいたします! 美形じゃないかもしれないけど、なんか好い顔してるメンバーが多かったような。


ぺシャワール会ものぞいてみてください。アフガニスタン難民を助けています。月に2000円で、お腹が一杯になるんです。

カンボジアにいる私がなぜペシャワール会? カンボジア関連のNGOは? と思う方がいらっしゃるかもしれませんが。 個人的には、もうカンボジア向けのODAなんか止めてまえ! と思ってるので。 援助慣れしすぎ、カンボジア。 日本の税金が何億円と流れ込んで、確かに多少道路がよくなったりはしてるんでしょうが、その大部分が高級車や大邸宅やダイヤに化けてるような気がする。 援助するってお金を渡すのはいいんですが、もっときっちり監査なり条件なりつけないと駄目じゃないですか?  

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