PHIMEANAKAS

日記の帯。わたくしが描いたの。Phimeanakasって,アンコール遺跡の一つです。天上の宮殿と謂う。


11月16日


今週あたりから妙に涼しいプノンペンであります。

日本の秋みたいだぞ。 嬉しいような、ちょっと落ちつかないような。 それともこれが、あるべきカンボジアの乾季の姿なのでありましょうか。去年の今ごろはまだ随分暑かったと記憶するのでありますが。

フィリピンやベトナム中部で多数の死者を出した台風 "Lingling" が、カンボジアに接近したせい? とも思われますが、それにしては涼しさ長続きしすぎ。 あ、涼しいのは歓迎なんですけど、なんか腑に落ちないのであった。

さて。 アフガニスタンの騒乱は、まず一段落のようで。 なによりです、というべきか、これから大変だ、というべきか。 アフガニスタンでの新しい仕事の話なんかも、周りで口にされるようになりました。 UNもEUも沢山これからお金を出すでしょうから、各種専門家やら、色々仕事があるのよね。 NGOも沢山行くぞー。 

こうアフガニスタンが注目されると、カンボジアとしては辛いとこかも。 援助金だって今後は減らされるかもしれないし。 そこそこ安定しているカンボジアより、火薬庫的アフガニスタンを安定させたい世界各国(オイル・ガスの天然資源狙い?)。  カンボジアって、大した資源もないし。 木材と、少々の宝石。 観光資源としてのアンコールワット。 イスラム・テロリストの巣窟になるほどイスラム教徒もいない。 この国、随分援助慣れしてしまってますが、そろそろ1人立ちを真剣に考えてもらわないといけませんね。 援助金なんか、永遠に続く打ち出のコヅチなんかじゃないんだから。 分かってるのかなあ。

UNやらEUやら、USAIDやらAUSAIDやら、NGOやらにいる外国人の落とすお金。 雇われているカンボジア人への給与。各機関が使う電気代、電話代。 そういうものだって馬鹿にならないんだけど、彼らがどっとアフガニスタンに行くことになれば、当然カンボジアはさびれるわけで。 っつーか、それでさびれちゃうっての、不健全な経済よね。

タイ国境の町で売られはじめていた Bin Laden Tシャツを、販売禁止にしてるより他にやることがあるだろーが。 

そこのマーケットで Bin Ladenのこと、殆ど誰も知らなかったんだから。 単に「あ、新しいデザインだー」が売り手買い手の思うところだったそうです。

閑話休題

キャラミル研究所なるサイトで、皆々様の性格診断ができます。 8つに別れてるタイプのどれに該当するの? って、まあよくある話なんですが、こういうの見るとついやってしまうのが人情で。 で、私のタイプは

スタイリッシュ宇宙人。 ふーん。

比較的要領よく世間を泳ぎ渡るけど、実はがんこである、とか、人には実は腹黒・冷血そうだと思われるとか、そんなタイプだそうな。 ・・・なんか、この系の診断をするとよく「冷血」「冷たい」って出るような気がするんですけど。 腹黒じゃありませんけどね、冷血だって言われると、そうかなあーっとちょっと内省してしまいますね。 うん。 っつーか、よくあるお涙頂戴の話とか、愛は地球を救うとか、そういうのがキライなだけさ。 昔はやった「一杯のかけそば」とかね、そんなん、でぇキライだ。 

ま、それはそれとして、スタイリッシュ宇宙人の標語? 
「泣くも怒るも疲れるぜ だから私は笑うのさ

すばらしい!! その通りであります。 この一文をはじき出しただけでも、エライ、キャラミル研究所。 誉めてつかわす。 


ぺシャワール会ものぞいてみてください。アフガニスタン難民を助けています。ちゃんと。月に2000円で、お腹が一杯になるんです。
アメリカの投下した救援物資はどれだけ人の手元に届いているかわからないし、大体が自分達を攻撃してる人間のよこした食料を素直に食べれるかどうか。

今、bin Ladenからプレゼントってケーキが届いたら、無心に食べられますか? おまけに、パッケージにある説明が英語なんだよね。ちがった? TVで見る限りはそのようですが、英語通じねえって、辺境で。おまけに、識字率が低いんだ。敵が落とした中身の分からないもの、食べられないって。

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