Phimeanakas, diary in Cambodia

PHIMEANAKAS。かの有名なアンコール遺跡群の一つ。
「天上の宮殿」あるいは「空中楼閣」

1月11日

お正月気分も抜けましたか？

私の方は、あまり変わらない毎日ですが、昨日「絵」を習ってきました。

友人に「絵、習いたくない？」なんて聞かれて、まあリトアニア時代に少し絵を描いたり、数回先生についてもらったりして(私の苦手な人物画を何故かやらされたが）まあ、ここでも機会があればいいかな、なんて思ってたところで。

今回は、静物画か？　風景がほんとはいいんだけどな、個人的には、なんてぶつぶつ言いながら友人に連れていかれたのは、フランス人学校の一角。　生徒も（おばさんばかり）フランス人ばっか。　先生はカンボジア人だが、フランス語。　うわあ。　フランス語は、うーん、一応注意して聞いてればかなり分かるんですけど、　いかんせん、早口仲間内のフランス語及びカンボジアなまりのフランス語ではちょっと厳しい。　いいけど。　多少英語も使ってもらえるし。

で、なんだっけ、そうそう、結局そこで教えてくれる「絵」というのは、なんと呼ぶのでしょうかね、非常に装飾的なもので、例えばアンコールワットにあるような石のモティーフね、あれを絵にしたり、細密画によくある葉っぱや花のパターンを教えてもらうのでした。

うひー。　これは予想外。　第一回目として、葉っぱのパターンと、渦巻きと、タイマツ？　の練習。

渦巻きって難しいんすよ。　右回り、左回りとも、同じ幅でぐるぐるぐるぐる描くのって。　やってみれば分かる。　同時に当然？　全体としてきれいな丸を描かなければいけません。

先生が「瞑想と同じ」と言ったけど、ほんとにそうであります。　呼吸を整え姿勢を正して、ぐるぐるぐるぐるぐる。　武道でもそうなんでしょうが、息を吸うと乱れる。　深呼吸して、息を止める、か、あるいは少しずつ吐く状態で描くと上手くいくのだ！　発見。

思いがけない絵画教室でありましたが、面白いのでしばらく続けてみるつもり。

閑話休題。

日本人男性(36歳）が、プノンペン市内で未成年(14歳）との性交渉を理由に逮捕・起訴されました。　ついでに（？）ビデオも撮っていたのも起訴理由の一つです。　

売春は、未成年の売春も含めて珍しくもなんともないこの国の状況ですが、特に少女売春の国という汚名返上のため、最近外国人を逮捕するケースが多くなってきているようです。　とはいえ、9ヶ月で3件というのは売春婦の数に比べれば氷山の一角ですが。

その日本人男性も、有罪判決が出れば（おそらく出るでしょうが）懲役10年から20年の刑に服さなければいけません。　プノンペンの刑務所なんて、日本の刑務所が天国に思えるのでは？　牢名主はいるし、新入りは当然いびられるし、雑居房だし、でもお金さえあれば個室、ガールフレンド付きなんてお大臣にもなれる、汚職の巣。

個人的には同情できないけど。　カンボジアまで買春しに来るなよ。　

このＨＰを読む方で、そーいう目的で東南アジアおよび東ヨーロッパ方面に出かけられる方は少ないでしょうが（と勝手に想像する）、ほんとに、止めた方がいいっすよ。　自分の命の為にも。　同じ日本人として恥ずかしい！　というのは当然ですがね。　ＡＩＤＳの感染もどんどん増えてるし、(売春婦の5割が感染という説もある）　下手に逮捕されたら、ほんとに人生終わりです。　日本で刑務所入りするのだって、決して楽しいことではないでしょうに、カンボジアでなんて。　うえ。　普通の日本人だったら、自殺を考えるかも。

ほんと、海外に買春なんかしに行かずに、日本で援交してたほうがマシかも。　それでつかまっても、まあ新聞に載って恥かいて、それなりに人生棒に振るかもしれないけど、プノンペンの刑務所で10年も暮らすよりずっとマシでしょう。

あ、「詐欺にあって」ここの刑務所で暮らす羽目になった日本人の本が出てたんですけど、日本で入手できなかったの。　第１版のあと再版されるかどうか、のタイミングで、本屋にモノがもう無かった。　今はもう出たのかな？　｢プリズナー・イン・プノンペン」という題で、確か小学館から出てた筈。

日本で今も売ってれば誰か私に送ってください。