VARDAR
Skopjeを流れる河


2004年8月4日

8月ですねえ

8月2日はIlinden Uprisingの日(イリンデンの蜂起、とでも訳しますか。 トルコ帝国の支配に対して反旗を翻した、という記念日だす)で祝日でした。 何かイベントがあったのかもしれませんが、町は閑散としております。

だって夏だもんねー。

7月、8月、みんなスコピエを脱出してどこかに行ってしまいます。

オフリド湖とか、ブルガリアとか(マケドニア人はビザ不要、物価は安く言葉もほぼ同じ)、お金があればギリシャとか、トルコとか。

日本のお盆シーズンほどではありませんが、夏休みを取ってしまってるお店もかなりあるし、車の数も減っている。 静かなスコピエでございます。 ただぁ

建築ブームなのか、そこら中で家やらアパートやらを建てておりまして

うちの周りでも3軒! 工事進行中。 施工主はちゃんと支払いをしているようで、工事は滞りなく、夏休みを取ることもなく、進行中

なのでそれなりにウルサイのでありました。 ちっ。

あ、イベント、アテネで一つ。

2日が祝日だってんで、急遽マケドニアのオリンピック選手団が、選手村に入村! したそうです。 一番乗り。 まあ、隣国だし。 車で行ったのかな。 ここからアテネまでは800kmってとこです。


近いんだし、オリンピックに行かないの? という質問もありましたが、個人的には

誰が行くかい

でございます。

宿泊は高い(中級ホテルで一泊700ユーロだなんて、ぼったくり)、交通渋滞はひどい、見れてせいぜい一日に一つの競技、おまけにテロの可能性

お祭り気分に水を差すようで申し訳ないが、私は家でテレビを見てますわ。

選手だって、ちゃんと選手村から競技場まで時間通りにたどり着けるのでしょうか? 会場から15km離れてるってよ。 

ま、ギリシャのお手並み拝見

オリンピックのおかげで、ギリシャに関する日本の記事をよく目にするようになりました。 

工事が間に合わないとか、お役所仕事がノロイとか、でもお体裁屋だから見た目の帳尻はなんとか合わせちゃうとか、ギリシャ人に関するコラムを読むと

マケドニア人と同じじゃーん

と思うのでございます。 ギリシャ人は、あんな旧ユーゴのヘンな小国と一緒にするな、マケドニアなんて名前をつけるな、こっちはギリシャだ大国だEUだ、と偉そうに構えてますが

やっぱり隣人。 殆ど同じー。 目くそ鼻くそでは・・・

といいつつも
折角車で行ける距離にギリシャがあることだし

9月にはギリシャに行く予定です。 オリンピックも終わって、みんな脱力している頃ですね。
 アテネではなく、北東部にあるThassosという島に行くつもりです。 スコピエから400kmくらいかなぁ。

あっ

今回はVODNO登頂成功のお話をする予定だったんだ

ううむ

また今度にしていい?

って延び延びになるかもしれませんな。 今週末はオフリド湖に行くし

んじゃ、巨大十字架(高さ70m)の写真だけでも載せておきましょう。 夜になるとライトが煌々と、遠目からでも昼夜しっかり見える十字架です。 でも、どこにライトがあるの? 



夜はこんな感じ・・・






ぺシャワール会ものぞいてみてください。アフガニスタン難民を助けています。月に2000円で、お腹が一杯になるんです。

とはいえ、なんだか途上国への援助って、もうやめたら・・・と思い出しているわたくし。 カンボジアも、アフガニスタンも。 貧者を見殺しにするのか? という声もありますが、なんだか脱力しちゃいますがな、その「援助」がどこに流れていくかと見聞きすると。 実際に役に立つモノは送っても政府が喜ばず、歓迎されるのはどうにでも途中でごまかせる援助金とか、大型プロジェクト、とかそんなんばっか。 

援助されて当然って顔するな! 自分で立て! 働け! ベンツなんか乗ってるな! ってよく思うんですけどね。



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