VARDAR
Skopjeを流れる河


2004年6月25日

またも更新が延び延びになっておりました。

マケドニアは夏でございます。

アイスも美味しい気温が続いております。

たまに雷雨がありますが。 この前なんか、快晴なのに土砂降り。 なんでや。

相変らず大ニュースはございません。

一昨夜、近所で銃声がしたくらい。

コレもおそらく、大事件ではなく遊び? では。

結婚式で空砲を撃つ、ってのも可能性がありますが、平日の深夜だったし、そうでもなさそうだ。 農村部ではいざ知らず、スコピエ市内ではもうしないよって話もあり。

んで?

先週末はMavrobo(まぶろぼ)まで行って参りましたよ。 スコピエから車で1時間ってとこ。 山です。 冬はみんなスキーをするところであります。 湖もあって、キャンプやらバーベキューやらをするのにもよろしい、という話ですが、所詮夏のマボロボはオフ・シーズン。 あいてるホテルもレストランも殆どなし。 それでも

目的のホテルBに着いたら

なんでや。

車が一杯。 人も一杯。 警官も一杯。

スコピエからの道のりにも警官が辻々に立っていたので

「うう、これはアルバニアゲリラが活発になってきたのか?」 実は危惧したのでございます。

負けずにガードマンとか警官を横目に見ながらフロントへ (私のことは誰も止めない。 無敵のアジア人さ!)。 その日の午後まで、政府のエライさんと一部在マケドニア大使館の人達が会議をしていたのでございました。 なんだ。 

その日の午後にはみんな帰るのね? と念を押してチェックイン。 お役人であふれる山間ホテルなんか、ヤダもんね。 (会議が続くなら、スコピエに帰っちまおうと思っていた)。 

しかし、風光明媚っすよ、マブロボ。 アルバニアゲリラの件で、日本の外務省からは「注意喚起」かナニかで行くのはお勧めされていない場所なのですが(なのでこのお出かけは「自己責任」でございます)

ここはスイス?

ってな風景で。

ホテルの脇に、スキー用のリフトがあって、ホテルのある標高1200mから1800mまで一気に上れます。 ちょうどマウンテンバイクの大会があって、自転車と一緒にリフトに乗るおじさんお兄さん達で一杯。

ホテルのオーナーはオーストラリア帰りのマケドニア人ってことで、純粋マケドニア人経営のホテルより大分「西」的、おまけにサカナ料理が美味しい、室内プールもある、ジャグジーもある、

と聞いて決めたのでございますが

うーん。 まあね。 料理はそれなりだった。 室内プールもあった。 ジャグジーもあった。

でも水が汚いぞぉ(ジャグジーの水がなにやら薄黄色い。 うえ)。 おまけに、去年子供がおぼれて亡くなったって聞いちゃったぞぉ。 

スイスのような景色 綺麗な空気 スコピエからたった1時間で来れる地の利 目を上げれば美しい山々。 

目を落とすと転がるゴミの数々。

ああ、やはりここはスイスではなかった。 プールがあるならちゃんと清掃してね。 ゴミは拾って帰ってね、キミ達。

ちょっとよさそうなピクニックサイト? に足を踏み入れると、必ず落ちているゴミの数々。 それも、自然に帰りそうな生ゴミではなく、ペットボトルやスナックの袋、ビニール袋 等々。 100年経ってもそのままだ!

先日 BRADTというイギリスのガイドブックで、マケドニアの巻をものした女性がインタビューで語っておりましたが

ゴミがマケドニアの一番の問題

まったくもってその通り!

「このままではいけない」「ゴミがあるのはまったくもって恥だ」「綺麗になったら観光客だって沢山来るのに」

でもマケドニアを綺麗にするのは、「ほかのだれか」「せいふのしごと」

自分でやるんだよ! まずゴミの投げ捨てをやめなさい!

風光明媚だったらどこでもスイスになれるのではないのであります。 当然の話だけど、目の当たりにしてそれがよーく分かるマケドニア。

惜しいよ、ほんと。 下の写真をみてくだされ。 ゴミさえなければスイス。 (マケドニア人さえいなければスイス、という話もある。 おほほ、失礼)

あぁ、どうしてもなんだか悪口が多くなってしまって、申し訳ないんですが

汚名撤回?

いつも行く美容院がいつも予約で一杯なんで、ちょっと他のとこに浮気しました。

そしたらさぁ

カットしてくれた男の子が美形であった。 マケドニアに来て一番のヒット。 ステュワート・タウンゼント(見て)に似ている、というより彼以上だと(
だってメイクしてない素の俳優って、結構ヘタレだったりする)私は思った。 おお。 

も、こんどからこの美容院にしよ! カラーリングも自分でせずに、ここにこよ!と決めた私であります(馬鹿)。

いやしかし、ツバメを飼いたがるオバサンの気持ちが一瞬分かったような気がするざますよ。

基本的に従業員の男性は全ていわゆる「イケメン」でございました。 女の子は、普通なの。 内装といい、ゲイテイストがそこかしこにちらほらと。 オーナーは、絶対ゲイだ。 別にいいけど。 よくある話(マケドニアでもそうなんだな)。

ま、スイスもどきの写真でお口直しをなさいませ。
 







ぺシャワール会ものぞいてみてください。アフガニスタン難民を助けています。月に2000円で、お腹が一杯になるんです。

とはいえ、なんだか途上国への援助って、もうやめたら・・・と思い出しているわたくし。 カンボジアも、アフガニスタンも。 貧者を見殺しにするのか? という声もありますが、なんだか脱力しちゃいますがな、その「援助」がどこに流れていくかと見聞きすると。 実際に役に立つモノは送っても政府が喜ばず、歓迎されるのはどうにでも途中でごまかせる援助金とか、大型プロジェクト、とかそんなんばっか。 

援助されて当然って顔するな! 自分で立て! 働け! ベンツなんか乗ってるな! ってよく思うんですけどね。



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