VARDAR
Skopjeを流れる河
2004年1月20日
だれてます。
最近ちょっと晴れが多くてよろしよろし、と思っていたのですが
今日辺りからどうも下り坂。 低気圧が来る前のせいか、暖かい(10度くらい)なのはいいのですが、なんかヘンな天気だぞー。 今日は。 曇って雨がぱらついて、晴れてまた曇。
明日は雨で気温0度とか。 うう。 湿ってて寒いのって骨身に凍みるじゃないですか。 ああー。
そういや昨日
マケドニア正教的イベントがありました。
スコピエではバルダー河で。 オフリドではオフリド湖で。
司教(? タイトルが分かりませんが、金襴緞子を着た偉そうな神父さん)が、まず集まった人に聖水を振りまいて祝福。 それから手に持った十字架を差し上げて、「さあ、これだよ、取りんしゃい!」とばかりに水の中に放り込みます。 そこへ裸になって待機していた男性数十人が殺到するという。
その十字架を手にしたら、一年健康でいられる、とか、いい事がある、とからしいです。
国府宮の裸祭りみたいなもんかね。 年男に触ると縁起がいい。
河沿いにもすごい人が集まっていて、「ここは、ガンジス?」ってくらいの人ごみでした。
いやー、でもバルダー河ってお世辞にもキレイとは言えない河なんですよ。 見てると数秒おきにプラスティックボトルが流れてくし。 一年健康で居られるかもしれないけど、水でも飲んじゃったら当日はお腹をこわしそうだ。
あ、水に入るってのは、キリストが始めて産湯を使った日にちなんで、ということだそうで。 でもTVではヨルダン、ヨルダン、って言ってたような気もする。 まさかキリストの洗礼にちなんで、じゃないよね。 正教カレンダーで言ったら、キリストはまだ生まれて2週間。 やっぱり産湯だろ。
写真が今ないのが残念ですが、そのうちニュースサイトに載ることがあったら、リンクします。 英語版でさっさと更新してくれるマケドニアニュースリソースを見つけてないんです。 昨日は
連邦の国境線は10年前からプランがあった
みたいな記事を見つけたんですが、読んでみたら、アルバニアには気をつけよう、云々の「例の調子」だったんで、リンクするのはやめました。 個人的には「あ、やっぱアルバニアに分捕られちゃうの?」って一瞬思ったんですが
人も言葉も違うし、やっぱり無理がありそうだ。
なら、ブルガリア?
と思ってブルガリア人に聞いてみたら、「要らない、いらない、この国要らない」 だってさ。
マケドニア人にはこれも聞かせられない話だ。
ただ。 数十年経ったら「純マケドニア人」ってほとんどいなくなってるかも。 今でもせいぜい100万ちょっと。 出生率も低い。 アルバニア人は「産めよ増やせよ」なんで、人口比は変わるばかりでしょう。 今の6割3割が、そのうち逆転する・・・?
あっ、これもマケドニア人には聞かせられない。 日本語だから、書ける話なのでありました。
そんなこと言ってる場合じゃないぞ、日本。 このままいけば就労人口が将来減って、外国人労働者に頼らなきゃいけないそうじゃないですか。 ドイツなんか見てるとそうだもんな。 看護婦さんとか、韓国フィリピン、多いもん。
それがいかん!とは言いませんが
今から色々制度のことや気構えを準備しておかないと
外国人は職があるのになんでワシラには職がない?
とか
外国人のせいでこっちが困る
とか
とにかく外国人が悪いんじゃ
なんて軋轢が生まれちゃいますからね。
「外国人」として外で暮らしている人間として、なんか、他人事じゃないっすよ。
ぺシャワール会ものぞいてみてください。アフガニスタン難民を助けています。月に2000円で、お腹が一杯になるんです。
とはいえ、なんだか途上国への援助って、もうやめたら・・・と思い出しているわたくし。 カンボジアも、アフガニスタンも。 貧者を見殺しにするのか? という声もありますが、なんだか脱力しちゃいますがな、その「援助」がどこに流れていくかと見聞きすると。 実際に役に立つモノは送っても政府が喜ばず、歓迎されるのはどうにでも途中でごまかせる援助金とか、大型プロジェクト、とかそんなんばっか。
援助されて当然って顔するな! 自分で立て! 働け! ベンツなんか乗ってるな! ってよく思うんですけどね。
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