Phimeanakas, diary in Cambodia

PHIMEANAKAS。かの有名なアンコール遺跡群の一つ。
「天上の宮殿」あるいは「空中楼閣」

4月5日

先日買ったテニスラケット、好調也。霊も何もついていなかったようです。安売りの原因は、少なくとも心霊現象ではなく、きっと只の返品ものだったのだ。

昨日はカンボジアのフンセン首相の誕生日でした。英字新聞にも、｢お誕生日おめでとう」メッセージ入りの広告がてんこもり。日本で森さんが誕生日だからって、こんなになるかしらん？　ならないよねえ。　首相たって、力の大きさが違うわ。独裁者だもん、ここでは、首相って。誰も逆らえないー。　その点、野党のソムレンシー氏はエライのかも。来年の選挙を睨んで、野党の重要メンバーが殺されたり襲われたりしております。露骨だよねえ。

他の新聞ダネをいくつか。

その一。カンボジアの政治家達の中で、ゴルフが大流行だと。今ごろ、という気が日本人にはしますが、ちゃんとしたゴルフコースは確か国に一つしかないんだわさ。台湾系の企業が経営してて、年会費は4,000ドル。会員権は25,000ドル。日本のゴルフ場に比べれば格安だけど、この国の生活レベルから考えると、高すぎ。バブリーだった日本のゴルフ場会員権３億円、に近い。でもねでもね。この国では、政治家のみなさん、タダでプレーが出来るんですって。ずるいー。(森さんも会員権もらってたし、形は多少変われどいずこも同じ？）

政治家ならタダっていうのがおおっぴらなぶん、賄賂とも呼べない？　なんだかねー。　これまた露骨な話よね。

その二。もう10日くらい前になってしまいましたが、シェムリアップ（アンコールワット遺跡のある場所）で日本人の女性がレイプされたとありました。旅行者で、ガイドをしてくれた人間にゲストハウスの自分の部屋で襲われたとか。他言したらヒドイ目にあう、と脅かされたけれど、出発直前に警察に届けたようです。

ゲストハウスの自分の部屋っていうのがなあ。油断して、彼を入れてしまったのか、強引に入られてしまったのか。どちらにしろ、いままで良い人だと思っていても、そのつもりがなければ怒らせようがなんだろうが、部屋の前ではっきりNO!というのが肝要でしょうね。部屋にはいっちゃったら、おしまいだもん。

ま、個人的には、レイプ犯なんか捕まえたらすぐちょん切っちゃえ！と思ってますが。油断した女性が悪いとか、思わせぶりにした女性が悪いとか、色々言うけど、襲うアンタが一番悪い。　そんなにコントロール不能なモノを持ってるなら、切っちゃえ！　ちょん。

聞いたところでは、自分が襲われてるのに、暴漢に対して殴り返す、とか、蹴り返す、とかするのに抵抗を感じる女性が多いそうです。性格が優しい人ほどそういうジレンマに陥っちゃうんですね。しかし、ここで肝に銘じましょう。

自分を襲ってくる奴は、問答無用で蹴れ！　殴れ！　叫べ！　ひっかけ！　そして走って逃げる。

やっぱ急所を蹴る(打つ）のが効く。あと目。喉仏。大声をあげるのもインパクトあり。友達は、セルフディフェンスの講義を受けてからもう一度復習がしたくなり、旦那を相手に急所攻撃を練習。　本人は「かるーく、フリだけしたのよ」と言ってましたが、旦那はノックダウンされてました。　ううーん。効果的。

ところで、わたくし最近睡眠不足です。近所で始まったお葬式、5日経ったのにまだ続いてるの。お金があれば、カンボジアではお葬式も(結婚式も）3日やるものらしいのですが、5日とはどういうことだ！　早朝5時すぎから読経やら、説教歌やら、スピーカーから流れるのだ！　スピーカー。　お寺や葬儀場じゃないっすよ。　個人の家にスピーカーをセッティングしてるんです。　ううー。　どうも初七日もいっしょにやっちゃえ、ということで7日間葬儀をするらしい。近所迷惑ー。葬儀はいいが、早朝の大音響はやめてくれー。

こういうことから宗教的不寛容が生まれるのか？　私がイスラム原理主義者だったら、「ちっ、だから仏教徒はよぉー。改宗しろよお！」と殴りこみ、いえ、聖戦を行うのでありましょうか？　