VARDAR
Skopjeを流れる河


2003年12月2日

師走ですねえ。

2003年もあと1ヵ月ですか。 ひええ。 師走どころか、師、激走ってなスピードであります。 考えたら、2003年の頭には、自分が今頃どこにいるのか全然分からなかったんだよな、となんだか感慨。 一応来年の予定としては、マケドニア滞在ということになっております。

もう来年の話をしても、鬼は笑わないだろう。

・・・イラクで日本人の方が亡くなりましたね。 ほんっと、泥沼。 もうなんでもいいから、殺せ! ってなってませんか、イラク。 泥沼ー。 ブッシュよ、あんたのせいだ。 自分で前線出てけ。 バクダッド電撃訪問でカッコつけてないで、戦争やりたいんなら自分で銃を持て。 ネオコンなんぞの言うこと聞いて (ちなみに暫くの間、ネオコンの意味が分かりませんでした、私。 なんでもすぐ短縮しちゃう日本語、勘弁してください。 最初に言葉が出てきた頃に意味を把握しとかないと、後になってからじゃ追いつけない。 みんな分かってるって前提でネオコンだのなんだのって使ってくれちゃって。 ゼネコンと同じように、Neo Constraction かと思っちゃったよ。 Neo Conservativeじゃないか。 ちゃんと略語だけじゃなくて元の言葉も書いてくれ。 マス・コミさんよ)。 サダムってばまだ捕まらないしさ。 もう戦争の大義なんか、みんな忘れちゃってるでしょ。 残るは憎悪だけ。 それで殺し合いが続くのであります。 不毛ー。

日本も自衛隊を送るとかなんとか言ってますが、送ったら最後、絶対襲われますね。 安全地帯がウントカ、とかそんな悠長なこと言ってる場合か。 戦争してるんだから。 安全って言われてる国でさえ何が起こるか分からないこのご時世に、自衛隊が無傷でいられるわけが無い。 イスラエルに色々教えてもらってるとかのアメリカ軍でさえこの始末。 まあ彼らの方がずっと狙われてる、というのを差し引いても、絶対やられるってば。 分かってるのかな? そーいう国に「軍」を送るってことの認識が甘いような気がするんですが。 

マケドニアはいまんとこ、平和。

グルジアの政変を受けて周辺国でもデモやらなにやらやってるようですが、ここでは見てません。 マケドニア政権って、以前の選挙からまだ2年程度? 独裁には程遠いし。 でも最近いろんなモノの値上げが著しい、ということでみんな不平タラタラ。 確かに、GDPの割りに物価が高いんです。 友達なんか、日本で暮らしてたときと食費雑費がほとんど同じって行ってた。  一般マケドニア人の人たちはどうやって暮らしているのだ? というのが疑問。 手取りのいい銀行員で月に250ユーロ。 みんな家庭菜園なんか田舎の方に持っていて、野菜なんかは自給自足に近いことをやっているような気もしますが、にしても。 売ってる服なんか、そんな安くないし。 っつーか、西側ヨーロッパより高く売ってたりするし。 ううむ。

何の話だったっけ。

そうそう、イラクが泥沼だって話で、 世界の皆様が色々苦労されている時に、わたくしごときの家具が来ないなんてのは鼻クソみたいな話だよな、とは思ったのですが

やっぱ家具がないのは不便だぞーっ。

早く持ってこーい。

先週末、持ってくるって約束だったんですけどね、また延期。 今週末、って話だけど、もう信じられない。 年末までにまっとうな暮らしができるのか? 家のなかはまだダンボールだらけ。 だって収納ができないんですもん。 しくしく。

この前書き忘れたけど、私の今の電話回線ってばおーそーいーしさ。 16kbですよ! 驚異の接続速度。 笑え。 いまどき探してもなかなかなさそうな。 日本じゃADSLはおろか、BBだって当然だってこのご時世に。 動画なんか、見れませーん。 普通のテキストだってもう、大変。 せめてISDNに変えてもらうつもりなんですが、これもどれだけ時間がかかるか。 はあ。 

引っ越したとき、余裕をもって落ち着くまでに1ヶ月!なんていってたんですが、どうもこれは、年内一杯かかるよな。 まだクルマも来ないしねっ。 クルマが来る頃には雪降って凍結してまたエライことになってるような気がする。 けっ。

考えたらマケドニアに来て3ヶ月。 なんでも揃って落ち着いて、と期待する時期ではないかもしれないけれど、今までの経験ですとねえ、3ヶ月たったらまあなんとかなってるわけですよ。 ぶー。 






ぺシャワール会ものぞいてみてください。アフガニスタン難民を助けています。月に2000円で、お腹が一杯になるんです。

とはいえ、なんだか途上国への援助って、もうやめたら・・・と思い出しているわたくし。 カンボジアも、アフガニスタンも。 貧者を見殺しにするのか? という声もありますが、なんだか脱力しちゃいますがな、その「援助」がどこに流れていくかと見聞きすると。 実際に役に立つモノは送っても政府が喜ばず、歓迎されるのはどうにでも途中でごまかせる援助金とか、大型プロジェクト、とかそんなんばっか。 

援助されて当然って顔するな! 自分で立て! 働け! ベンツなんか乗ってるな! ってよく思うんですけどね。

マケドニアは、やっぱりヨーロッパなんだなって感じます。 基本的に、みんな働く(でもノロイということが発覚した)。 共産圏瓦解のショック(とユーゴスラビア解体のショック)からの立ち直りが未だ必要ではありますが、一部アジアやアフリカの貧困とは一線を明らかに画しております。 それでも汚職はやっぱりあるようですがね。




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