VARDAR
Skopjeを流れる河
2003年11月4日
引越しました。
予定通り(?)木曜荷造り、金曜引越し。 一世帯分の引越しとは思えない、我ながら鮮やかさ。 おほほ。 って喜んでいいのかどうか。 引越し慣れしすぎてるような気もする。
んで、新居はすべて準備完了! のはずだったのですが
ナイナイ尽くしナイ尽くしー。
ちっ。 マケドニアだった。
日本でも工期の遅れやらはよく聞く話かもしれませんが、この辺り、日本よりかなり輪をかけてゆっくりしておる。
家具が入ってない(家具付きの家を借りておるのに家具がないのは当然問題なのだ!)。 電話回線が不完全(これインターネットに致命的)。 階段の踊り場の手すりが付いてない。 ベッドはかろうじて間に合った。 バルコニーの手すりはいつになるか不明(まあ寒いんでそう外にはでないからいいけどさ) バスルームのタオルハンガーや収納が出来てない。 洗濯機水漏れ。
で、家具は明日来るといいつつ来ない。 工事の人も明日来るといいつつ来ない。
アテネオリンピックの準備が大幅に遅れてるって記事、ギリシャ隣国マケドニアで身を持って「ゆったりタイム」を体験している最中なので
ああーそらそーだろ
と非常な実感をもって読みましたわ。
家の方は新築なんで、こっちが入って結局は色々造作を準備させていただく、って訳ですかな?
ほんと、住み始めると色々細々したものが必要ざんすね。 ゴミ箱から雑巾まで。 トイレ掃除のブラシとかさ。
おまけにこっちの荷物はまだ税関に止められておる。 食器がないぞー。 鍋釜がないぞー。 タオルもないぞー。 買えばいいようなものだけど、明日にも届くかも? と期待している時にあまり購買意欲は湧かないものです。
荷物に関しては、書類のアレが足りない、コレが足りないと色々難癖をつけられているのですが
どーも、こういう小国の方が入ってくる人間に対して因縁をつける傾向がある、と思うのであります。 私見ですがね。
キュラソーもそうだったもん。 出国するときでさえ、パスポートコントロールで滞在許可の文書の提示を求められた。 もういいじゃん、出るんだから。 提示できなかったらキュラソーに居続けなさいって? 個人的感想としては好きで来てるんじゃねーよ、入れないなら入れなくてもいーよ、知るかこんな場所、に近かったんですがね(滞在後期)。 その時はまあ文句をいわれつつ無事出国。 次はそれでもオリジナルを持ち歩くのは嫌だったので、カラーコピーを提出(この話、時効っしょ?)。 ぜーんぜん、問題なし。 そんなもんかい?
入る人間が少ないだけに、仕事がしたくて色々こだわっちゃうんでしょうかね?
アメリカのビザ所持の外国人の指紋云々ってのもちょっと強烈だけど、あれはちょっと理由が違う。
にしても、世界でアメリカ嫌いが広がってるような。 嫌われて、テロをやってもらってアメリカは正義!の戦争をして古い武器は処分できるは軍需産業はもうかるは、アメリカが外国人に対して居丈高になっても正当化できていいわ、いいわ、ってことかしら。
ま、行きたくない国ベスト5の一つかも。 わたくし的に。
そういえば
時々私が覗いているサイトCOULDに載ってたお話ですが
2005年愛知万博のオフィシャルサイト。 リンク禁止だって。
特別に許可を受けないとリンクしちゃいけないんだって。
まぢ?
日本の政府お役所官公庁のやることには時々(よく)唖然とさせられますが、これも、スゴイ。
リンクしたらお金取られるとでも思ってんじゃねーの?
何を恐れているのか?
愛知万博人気爆発ー!でサーバーダウンがコワイ、とか。
有り得ないでしょ。 そんなになったらイベントとしては大喜びするべきだし。
万博の成功に大いに疑いを抱く理由がもう一つ見つかっちゃったよな。
マケドニアにいつつ、大いに日本の将来を憂うのであります。
マケドニアの将来もちょっと憂いますがね。 ここは10年たってもEUには入らないかもしれないなー。 大きな声ではいえませんが、10年前のリトアニアとは似て非なる国家である!と思うこのごろであります。 (似てるのか?)
それについてはまた次回ー。
ぺシャワール会ものぞいてみてください。アフガニスタン難民を助けています。月に2000円で、お腹が一杯になるんです。
とはいえ、なんだか途上国への援助って、もうやめたら・・・と思い出しているわたくし。 カンボジアも、アフガニスタンも。 貧者を見殺しにするのか? という声もありますが、なんだか脱力しちゃいますがな、その「援助」がどこに流れていくかと見聞きすると。 実際に役に立つモノ(中古の衣料とか、文房具とか、地味な援助ね)は送っても政府が喜ばず、歓迎されるのはどうにでも途中でごまかせる援助金とか、大型プロジェクト、とかそんなんばっか。
援助されて当然って顔するな! 自分で立て! 働け! ベンツなんか乗ってるな! ってよく思うんですけどね。
マケドニアは、やっぱりヨーロッパなんだなって感じます。 基本的に、みんな働く。 共産圏瓦解のショック(とユーゴスラビア解体のショック)からの立ち直りが未だ必要ではありますが、一部アジアやアフリカの貧困とは一線を明らかに画しております。 それでも汚職はやっぱりあるようですがね。
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