VARDAR
Skopjeを流れる河


2004年2月26日

おお、この異常な更新の早さはナニ?

と、常連の方は思われるかもしれません。

ほとんど、号外ざます。

地震が起きたと思ったら、今度はマケドニアの

大統領が死んじゃった

んですもの。

飛行機事故で。 国際会議に出席する途中、ボスニアに墜落したそうです。 ニュースはこちらか、こちらで。

事故、だよね? まさか爆弾・・・?

アルバニア人に恨まれる程のことはしていない(むしろその逆)筈だし、それがマケドニア国粋主義者を刺激した、あるいは反対政党の誰やらがこっそり爆弾しかけた、とかも可能ですが

多分、事故。

きっちり爆発する爆発物を、きっちり仕掛けるってマケドニアらしくない。

空港の警備がいい加減だった、という可能性だってありますが、それなら

飛行機整備がいい加減だった

っていうのが、一番マケドニアらしいかも (後で悪天候をついての強行着陸が事故の原因とのニュース)。

わはは。

って笑っていてはいけませんね。 私もそれなりによく飛行機は乗るのだし、整備がいい加減ってのは、お断り。

お断りしてもどうにもならないのが辛い。 なにはともあれ、亡くなった方々(9人)のご冥福を祈ります。

さて、大統領の後は、当然副大統領がそのまま繰り上がるんですよね(今BBCを見てたら、今後の状況はまだ分からない、混乱しているから2,3日はかかるだろう、とのレポート)。 これで、予定されてた選挙も、繰り上がるんだろうか。

ま、仮に繰り上がるとしても、また法律がああで、こうで、と言ってる間に

前の選挙と同じ時期になるに決まっておる。

大統領、公人としての移動中に亡くなったのだし、きっと葬儀は国葬、それでまた

公官庁や学校は休みになるのでは?

この前の地震の時も、すぐみんな休んじゃったし。

先週まで学校は、教師の給与値上げ!をめぐってずっとストライキで閉鎖されてたし

地震で休み

大統領で休み(多分)

マケドニアの子供たち、いつ勉強できるんでしょうか。 中学生でも午後は帰ってきちゃうしね(でもこれはドイツも同じ)。 4月になったらイースターでまた休みがあるし。

話は変わって

この前、マケドニア人家庭で出された飲み物。

薄茶色で、甘くて、なんかのジュース?

「これだよ、これ」と台所に連れていかれてみると

水槽の中に(!)これまた薄茶色の物体が。 ぬったり、まったりと。

・・・こ、これはまさかあの、紅茶キノコ?

「健康にいいって、いますごく流行ってる」

紅茶キノコ。

なんか、子供の頃に一回家で見たような、気がするけど、マケドニアで再会するとは思いませんでしたわ。

またまた話は変わって

ハイチがなんだかスゴイことになっていますが

国際社会は静観の模様。 

TVで映像を見る限り、これは政治的活動というより、「祭り」ではないのか? という印象を受けますがね。

アナーキーが楽しくて仕方が無い

踊る阿呆なら踊らにゃ損々

カーニバルだね

大統領の圧制に対して真の民主主義を、とかなんとか一部の人間は言ってるようですが

現状に不満を持ってるだけの人間の集まりが、ちゃんと「国」を民主主義体制で動かしていけるかどうか

ハイチで実験してみては?

これで国連の治安維持やら、元宗主国フランスのバックアップや、アメリカの世界警察ごっこ無しに

民主主義体制(汚職無し・権力の1点集中無し)がハイチで確立できるかどうか。

ハイチの政治的混乱は、今のとこ他の国にあまり影響はなさそうで(だから誰も動かない)

みんな、放っとけって思ってるよ。 (ハイチに何か資源はあったか?)

どの国も、国連も介入せずに静観をずっと決め込むというのはどうでしょう。

ちょっと興味あるぞ。

これできちんとした「国」になったら、アメリカの覇権主義にもまた一層の影がさすことは間違いないし

他人の国が大変だからって、すぐ軍を送ったりするのも考え直さないといけないでしょ。

ま、多分、駄目でしょうけどね。 






ぺシャワール会ものぞいてみてください。アフガニスタン難民を助けています。月に2000円で、お腹が一杯になるんです。

とはいえ、なんだか途上国への援助って、もうやめたら・・・と思い出しているわたくし。 カンボジアも、アフガニスタンも。 貧者を見殺しにするのか? という声もありますが、なんだか脱力しちゃいますがな、その「援助」がどこに流れていくかと見聞きすると。 実際に役に立つモノは送っても政府が喜ばず、歓迎されるのはどうにでも途中でごまかせる援助金とか、大型プロジェクト、とかそんなんばっか。 

援助されて当然って顔するな! 自分で立て! 働け! ベンツなんか乗ってるな! ってよく思うんですけどね。



前の日記次の日記 マケドニア日記 バックナンバー カンボジア日記

 

リンクフリー。 サイト上の文章・写真の無断転載・複製はお断りざます。 
Copyright reserved by Mari 2003