VARDAR
Skopjeを流れる河


2003年9月6日

今日はマケドニアVSイングランド戦が行われる日だったのでありますー。

何の? って、サッカーの。

普段はあまり興味もない、というより人並みの興味しかないのですが。 そして今日も、実は、なのですが

考えたらベッカムも来てるんじゃん。

個人的にはファンでもナンデモないのですが、日本での人気ぶりを考えると

ま、ちょっと気になる。

しぃ。 

この小さな町だったら簡単に接触できそーじゃん?

サインでももらっちゃったら高く売れる・・・かも?

と、と、一瞬サモシク思ふ。

ふっ。 面倒なんで、積極的な追っかけはしない。 当然か。 いやー、この辺がお金持ちになるかならないかの微妙な差のような気もしますが。 やはりお金を稼ぐにはやる気と行動よね。 運だってあるけどさぁ。

で、話は変わって

マケドニアってば、平和ー。

なんていってましたが、三日ばかり前、またアルバニアゲリラがちょびっと活動しました。 国境近くの村を占拠したとか、しないとか。 なんだか尻切れトンボで終わったようですが(それでも死者二名。 軍のヘリなんか出動して銃撃はあった模様)。 「国境近く」なんて聞くから「遠くじゃん」と即判断したのですが、考えたら、この国、小さい。 ここスコピエから北へ、ボスニア国境までは20kmもない。 南のギリシャだって、150km程度か? その、「国境沿い」の村だって、スコピエからせいぜい80kmくらいでしょ。 すぐそばじゃ!

いかんいかんいかんいかん。

国ではなくて、県、くらいの規模で考えなければな。 大きさ的には。

この規模の国は、ヨーロッパには沢山あるのですが

人口200万。 東京の6分の1だよね。 それでもちゃんと大統領がいて、軍があって、各国外交官が駐在してるわけです。 なんだか不思議な感じー。

国とはなんぞや? と思う瞬間であります。(思ってそしてすぐ忘れる)

石原知事だって、東京国、にしたいんだろうなぁ。 違う?

あ、マケドニア語の辞書を買いました。 ・・・買っただけ。

数字でさえちゃんと覚えられなぁい。 んでもって語尾が変化するぅ。 やめてくれ。

でもせっかくですからワンフレーズ。

PIVO, MOLAM

ビールちょうだい、って・・・。

だけど9月に入って急に冷えるようになっちゃったんですわ、マケドニア。 夜なんか、10度とか言ってるし。 昼だって22度とか。

もうビールって季節じゃなくなっちゃった。

で、ワインですか。 VINO MOLAM って?

マケドニア産のワインはなかなかいけますぞ。 ぶどうが美味しいもんな。 ライトボディが多いような気もしますが、大して飲んでないので結論はいたしません。

 
後日追記: マケドニアはイングランドに1−2で負けてしまいました。 多少イングランドのフーリガンが入国していたようですが、大した騒ぎもなく。 かなり少数だったので、負けたマケドニアのホームで騒ぐのは、流石のフーリガンでもちょっと根性要った・・・のかな。 



ぺシャワール会ものぞいてみてください。アフガニスタン難民を助けています。月に2000円で、お腹が一杯になるんです。

とはいえ、なんだか途上国への援助って、もうやめたら・・・と思い出しているわたくし。 カンボジアも、アフガニスタンも。 貧者を見殺しにするのか? という声もありますが、なんだか脱力しちゃいますがな、その「援助」がどこに流れていくかと見聞きすると。 実際に役に立つモノ(中古の衣料とか、文房具とか、地味な援助ね)は送っても政府が喜ばず、歓迎されるのはどうにでも途中でごまかせる援助金とか、大型プロジェクト、とかそんなんばっか。 

援助されて当然って顔するな! 自分で立て! 働け! ベンツなんか乗ってるな! ってよく思うんですけどね。

マケドニアは、やっぱりヨーロッパなんだなって感じます。 基本的に、みんな働く。 共産圏瓦解のショック(とユーゴスラビア解体のショック)からの立ち直りが未だ必要ではありますが、一部アジアやアフリカの貧困とは一線を明らかに画しております。 




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